ご遺体を発見した時に行うべき行動を特殊清掃員が解説
この記事では
・遺体を発見てしまった
・どうすればいいのかわからない!
という人のために
ご遺体を見つけた時の対処
を詳しく解説していきます。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、普通の清掃とは異なり、特定の状況や場所で行われる清掃のことを指します。
よく勘違いされる質問として、
「特殊清掃はご遺体も運ぶんですか?」
ということを聞かれます。
しかし、実際はご遺体の搬送は警察の方が行います。
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ご遺体を見つけた時に行うべき行動
特に重要なことを3項目に分けました。
順番に解説していきます。
①疑惑がある時点で警察に通報する
ご遺体を発見してしまった場合には、
とにかく警察に通報しましょう。
警察に通報すると下記のことを行います。
・安否確認
・事件性の有無
・ご遺体の搬送
ご遺体を発見したとしても、絶対に現場に触れないでください。
もし仮に事件性があった場合、犯人扱いされる可能性があります。
また、直接発見していなくても、少しでも人が死んでいる可能性があった場合も、直ちに警察に通報してください。
下記のような形で発見に至るケースもあるからです。
・急に親戚と連絡が取れなくなった
・家の前を通ったときに異臭がする
・ゴミ屋敷状態がずっと続いている
②生存の可能性がある場合には救急車
少しでも生存の可能性を感じた場合は、救急車を呼びます。
このときも警察への通報と同様に、迅速に通報を行ってください、
現場の状況等は、救急隊の方が質問してくださるので、それに応じて状況を伝えていきます。
その後、現場に到着した救急隊員が生存の有無を確します。
死亡が確認された場合には、警察に連絡して現場状況の確認に入ります。
③死体検案書の作成
ご遺族目線でお話すると、ご遺体発見後はやることが様々あります。
・死亡届の提出
・お葬式の準備
・相続関係 など
これらを準備していくのに共通して必要なモノがあります。
それは、
「死体検案書」
です。
死体検案書は、死亡届や火葬許可証の取得、保険金の請求などに必要となる重要な書類です。
発行はお医者さんが行ってくれますが、費用がかかります。
詳しくは、警察または病院に問い合わせて専門的な内容を聞くことをおすすめします。
ご遺体発見時に気を付けること
①第一発見者にならない
これは「人が死んでいる可能性がある」場合の話です。
始めの方でも述べましたが、事件性があった場合には疑いをかけられるからです。
キーワードとして、
「第一発見者は警察の方にお任せする」
ということを必ず覚えておいてください。
②ご遺族にも連絡する
もし発見された方が故人様と血縁関係がない(管理会社様など)場合には、ご遺族の方にも連絡を取ります。
連絡手段がない場合には、警察の方や特殊清掃業者に依頼してお部屋の中から連絡手段を見つけ出します。
③お部屋の所有者への連絡もお忘れなく
賃貸物件でご遺体を発見した場合には、その部屋を管理している会社にも問い合わせましょう。
管理会社様の中には、孤独死に備えて保険に入っている場合があります。
保険内容によって変わりますが、特殊清掃や遺品整理などの施工に対し保険がおりるかもしれません。
保険については、今後詳しく記事を作成していくので、もう少しお待ちください。
とにかく通報!(まとめ)
今回は、
「特殊清掃とは?ご遺体を見つけた時に行うべき行動」
というテーマで記事を作成しました。
警察や救急など、様々な分野への通報についての内容でしたが、それくらい通報することは大事なんです。
いざ、ご遺体を見つけると皆さんパニックになり、自分でどうにかしようとしてしまいます。
だからこそ、強く「通報」という言葉を使用しました。
最後にもう一度言います。
とにかく通報!