【東京】風呂場での特殊清掃を実際の写真を用いて内容を解説【浴槽死】
解説する前に現場写真についての注意です
本記事は、実際にお風呂場で発生した孤独死の特殊清掃案件を元に作成しております。
現場の状況や施工風景を、モザイク無しで添付しているため、閲覧注意でお願いいたします。
実際の作業内容を見ていただくことにより、大まかな作業内容をイメージでき、企業選びの1つの基準としてご参考いただけると思います。
既に風呂場で孤独死が発生しており、緊急で業者をご検討されている方は、下記記事をご参照ください。
お風呂場での特殊清掃と作業内容
ここからは実際の写真を交えて作業内容をお伝えしていきます。
主な流れは下記の通りです。
①お風呂場で孤独死が発生した経緯
②今回のご依頼内容について
③専用の薬剤噴霧による消毒作業
④体液が付着した残置物の回収と洗浄作業
⑤解体と消臭作業
⑥消臭・除菌作用のある専用機械による消臭作業
①お風呂場で孤独死が発生した経緯
ニオイの性質について
「ニオイ」というものは、気温が高くなるに比例して強く感じる性質があります。
そのため、冬場に比べて夏場に特殊清掃のご依頼が多く寄せられます。
特に賃貸物件においては、近隣住民が異臭に気づき、大家様や管理会社様へ連絡することで孤独死が発見されるケースもしばしばあります。
孤独死が起きた現場の状況
今回は管理会社様からの特殊清掃のご依頼でした。
近隣住民が異臭に気づき、管理会社様に連絡したことがきっかけで孤独死が発見されたそうです。
お亡くなりになった方は女性で、お風呂場で倒れての孤独死でした。
現場の状況は死臭が室内の入り口から強く、風呂場の浴槽、ユニットバスの隙間、カーテン、床が体液で汚れていました。
②今回のご依頼内容について
お風呂場とトイレの特殊清掃+遺品整理
始めは緊急消臭作を目的としたやさしさプランでのご依頼でした。
しかし、実際に現地調査を行うと、体液があらゆるところに入り込んでしたため、臭気が取れないと判断いたしました。
そこで、ご依頼者様に現場の状況をお伝えし、お風呂場とトイレの特殊清掃を行うことになりました。
お部屋に入室することを目的とした消臭プランです。
詳しくは下記記事で解説しております。
やさしさプランについて
③専用の薬剤噴霧による消毒作業
まず最初に、作業員の安全確保の観点も含め、玄関の入り口から室内全体的に除菌作業を施工しました。
特に床や隙間に体液が入り込んでいたため、多めに殺菌処理しました。
その際に、ユニットバスを確認したところ上部が汚染されていたことに加え、側面のカバーを外すと体液がこぼれ落ちてきました。
他にも、隙間や溝など隅々まで消毒剤を噴霧し、徹底的に消毒いたしました。
④体液が付着した残置物の回収と洗浄作業
体液がついた残置物の回収
お風呂場には、シャンプーやリンスなど故人様が生前まで使用されていた備品が多く残っていました。
備品にもしっかり体液が付着していたため袋詰めにして回収致しました。
その際、袋からニオイが出ないようにしっかりと2重で袋詰めしました。
また、本設備はユニットバスの使用で、お風呂場とトイレを隔てるカーテンが取り付けられていましたが、こちらも体液がしっかり付着していたため回収致しました。
お風呂場とトイレに付着した体液の洗浄作業
次に付着した体液の清掃作業です。
専用の薬剤を使用しながら、体液が付着している箇所を隅々まで洗浄していきます。
ここで注意しなければならことがあります。
それは、体液で足を滑らせてしまうことです。
実は人間の体液は脂(アブラ)できているため、非常に滑りやすくなっています。
ただでさえ滑りやすい場所に、滑りやすい液体が付着しているということは、かなり気を付けなければなりません。
作業員はただ清掃するだけでなく、こうした安全面もしながら作業を進めていきます。
⑤解体と消臭作業
お風呂場入り口にあるドア下から強い臭気を感じました。
そのためプラスターボード解体したところ、そこにも体液が付着していました。
ニオイの元をしっかり断ち、専用の消臭剤を使用し科学消臭しました。
⑥消臭・除菌作用のある専用機械による消臭作業
最後は消臭・除菌作用のある専用機械を使用し、お部屋全体を消臭していきます。
ラスティックでは、消臭・除菌採用の効果を高い水準に保ちながら、環境にも配慮した機会を使用しております。
人体にも優しいものを使用しているため、お引き渡し時にも安全にお渡しすることが可能です。
完全消臭する為に大切なこと
よくご依頼の中に汚染箇所の清掃のみをご希望される方がいますが、実は汚染箇所を洗浄しただけでは、完全消臭はできません。
なぜならば、ニオイはお部屋全体に広がっており、あらゆるところに染みついているからです。
完全消臭に必要なことは、お部屋のあらゆるところに付着したニオイの元を全て取り除くことです。
実際にこの現場でも汚染箇所の清掃に加え、遺品整理(残置物の撤去)やクロス剥がし、ハウスクリーニングの観点から消臭にアプローチしました。
遺品整理や残置物の撤去
お部屋の中にあるもを撤去するだけでも、ニオイの感じ方は変わります。
本現場では、特にニオイが染み込みやすい衣類が多く残っていました
これらを全て丁寧にかつスピーディーに回収していき、モノを無くしていきます。
またその際に、ご依頼者から、お金や貴重品、年金手帳など個人情報に関わるものを別で集めてほしいというご依頼があったため、遺品整理も並行して行いました。
ご遺品をお渡しする際は、モノ自体にもニオイや菌が付着しているため、消毒剤を噴霧したのちに安全にお渡ししました。
クロスの剥がし作業
特にクロスにはニオイがつきやすいと言われています。
その理由は、クロスのは紙を元にして作られているためです。
紙は他の物質に比べてニオイを吸収しやすいからです。
本現場は壁・天井ともにクロスがついているタイプのお部屋でしたので、クロスの剥がし作業を行いました。
お部屋全体のハウスクリーニング
「特殊清掃をしてもらったのにまだニオイが残っている、、?」
過去にラステックにもこのようにご相談をいただいたことがあります。
原因を追及したところ、ハウスクリーニングが簡易的にしか行われておらず、臭気が残っている状態でした。
残置物やクロスにニオイが染みついているように、ゴミやホコリにもにもニオイを付着しています。
そのため、ハウスクリーニングまできっちり行わないとニオイは完全には取れません。
ラスティックでは、ハウスクリーニングに特に重きを置き、隅々まで行うハウスクリーニング技術が備わっています。
特殊清掃後のお風呂場のビフォーアフター(お引き渡し)
全ての作業工程が終了し、お引き渡しとなりました。
お部屋を1つ1つ確認していただき、問題がなければ終了となります。
孤独死があった場所もきれいになり、ニオイも完全に取り除くことができました。
作業前のお風呂場
作業後のお風呂場
お風呂場の特殊清掃はラステックにご相談ください
ラスティックは、特殊清掃を年間約250件請け負っている実績があります。
また、特殊清掃最先端であるアメリカに出向き、国際資格も取得して参りました。
特殊清掃に関するお悩みがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
必ずお力になります。
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