火災発生後にやるべきこと3選。火災復旧(消臭)業者が解説
今回は火災消化後にやるべきことについて特に重要なポイントを3つに絞って解説しています。
また、火災復旧(消臭)業者に依頼すると何を行ってくれるかについてや、どの被害レベルで業者に依頼すべきかについても解説しています。
火災復旧についてある程度調べられている方やこれから調べる方にとって参考になる記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
火災消火後にやるべきこと3選
火事が発生して、炎が落ち着いた後は何をすればよいでしょうか?
細かいところまで見ると、たくさんありますが、今回は特に重要なポイントを3つに絞って解説します。
罹災証明書の取得
罹災証明書とは、自然災害による住家の被害程度等の内容を証明する書類です。
義援金・見舞金給付や融資、保険金の請求手続等に必要となる場合があります。
罹災証明書は、各自治体や消防署で取得することができ、取得前に一度電話で確認するとよいでしょう。
保険会社に連絡
災害に関する保険に加入している場合には、保険会社に連絡して状況を説明します。
具体的な被害状況を伝えると、保険適応の有無や適応する場合の上限金額などを具体的に伝えてくれます。
アパートやマンションなど賃貸物件に住んでいる場合には、オーナー様や不動産管理会社様が保険をかけてくれている場合もあるので、同時に相談しましょう。
なお、損壊部分の復旧に必要な金額の提示が求められることもあり、その際は火災現場復旧業者に見積もりを依頼しましょう。
火災復旧(消臭)会社に見積を依頼する
火災現場は、煤や有害物質など私たちの健康を脅かすものがたくさん浮遊しています。
その影響もあり火災現場は、科学的なニオイが充満しており、私たちはそれを本能的に悪臭と認知します。
これらのニオイや有害物質を取り除くには、火災現場復旧業者に依頼し解決してもらう必要があります。
依頼の際に、下記の情報があるとスムーズに進めることができます。
・被害現場の写真
・図面や間取り図
・罹災証明の取得の有無
・(保険会社名)
・(保険上限金額や商品名)
私たちの会社では、保険適応にも柔軟に対応した火災復旧作業を行っています。
合わせて下記もご参照ください。
火災復旧(消臭)業者が行う作業内容
ここでは、業者に依頼するとやってくれる作業内容について解説していきます。
燃えた残置物の撤去
焼き焦げてしまった家財を搬出するのは、かなり大変です。
これらの運搬や処分も火災復旧(消臭)業者では、まとめて請け負ってくれます。
その際に必要なものは、「罹災証明書」です。
罹災証明書がないまま処分を進めようとすると、かなり高額な金額になってしまうため、必ず取得するようにしてください。
取得方法がわからない方は、その旨をお問合せ時にお伝えいただけますと、取得方法をわかりやすくお伝えします。
煤の除去および清掃作業
煤の粒子は非常に細かく質量も軽い特徴があるため、火が燃え上がると一気に部屋中に充満します。
煤は自然に無くなることはなく、平気で数年付着していることもしばしばあります。
煤を放置しておくと、健康被害や悪臭、景観を損なうなど様々なデメリットがあるため、しっかりとした除去作業が必要になります。
火災復旧(消臭)業者は、煤の粒子を部屋の隅々まで捜索し、専用の薬剤を噴霧しながら除去していきます。
消臭・除菌作業
燃えた後の空間には独特のニオイが漂っており、「火災臭」や「焼き焦げ臭」とも呼ばれています。
この嫌なニオイの中にも、有害物質が多く含まれています。
これらを除去する工程として、消臭や除菌作業を行っていきます。
なお、焦げ付きがひどく、専用機材や薬剤噴霧で解決不可能な場合には、特殊なコーティングを施し、ニオイを防ぎこんでいきます。
解体作業
解体が必要な場合も、火災復旧業者では対応しています。
火事の被害度が大きく、現状の基礎が使用不可の場合には、解体を行いスケルトン状態にしてから、清掃作業に入ります。
原状回復工事やリフォーム作業
原状回復工事やリフォーム作業も一貫して受け付けております。
火災保険内容によっては、原状回復費用の適応範囲が小さく、限られた中での作業が必要なケースもあります。
その場合、色々な会社に施工を依頼するよりも、1社に一貫して作業を行ってもらった方が、コンパクトかつ失敗のリスクも少なく済みます。
まとめ:どの火災規模から業者に依頼すべきか
今回は火災消化後にやるべきことや、火災復旧(消臭)業者が行ってくれることについて解説しました。
火災は人生で経験することはそう多くないため、いざ発生してしまうとやるべきことが分からず頭を抱える方も多くいらっしゃいます。
では、いざ火災が発生した時、どの被害レベルで業者に相談すればよいのでしょうか?
火災のレベルは、大きく分けて「ボヤ」「小規模火災」「中規模火災」「大規模火災」の4つに分類されます。
結論として、火災はどの規模であっても、火災復旧(消臭)業者に連絡することをおすすめします。
なぜなら、被害のレベル以上に煤や有害物質は部屋に舞っているからです。
施工の有無問わず、一度現場を見てもらい、汚れの度合いやニオイ度合いを判断してもらいましょう。
第三者に現場を見てもらうことで、状況を整理できたり復旧に向けたアドバイスをもらうこともできます。
現在、火災復旧や火災消臭でお悩みの方は、ぜひ一度火災復旧(消臭)専門のラスティックにご相談ください。