静岡県全域にて大雨発生。被害の種類や復旧について
静岡県は、大雨をよく受ける県とされています。
大雨による影響で避難勧告も多数発表されており、中には地すべりや家屋の倒壊といった被害を受けた方もおられます。
自然災害による被害は、突発的に起こるため復旧方法がわからず、業者選びに苦労される方も多くおられます。
今回は、大雨による水害について記事を書きました。
主な被害の種類や濡れた家を放置しておくとどうなるのかについて書き、まとめでは復旧作業についてまで書いています。
大雨災害からの復旧方法に困られている方にとっては、有益な記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
静岡県の雨についての知見
ここでは静岡県の雨事情について触れていきます。
実は静岡県は年間降水量も多く、毎年様々な被害が出ています。
年間降水量は全国6位
気象庁が公表している都道府県別年間降水量によると、年間降水量の全国平均は1661.5mmに対し、静岡県の年間降水量は2,327.3mmとしています。
静岡県の年間降水量は全国平均を大きく上回っており、全国では6番目に年間降水量が多い都道府県とされています
ゲリラ豪雨も多い
ゲリラ豪雨(ゲリラ雷雨)とは、局地的に短時間で降る激しい豪雨のことを指します。
発生規模が小さく、突発的かつ散発的に起こるため、事前の予測が難しい自然現象の一つと言われています。
静岡県はゲリラ豪雨発生件数も多い地域であり、2023年では約1,500回以上発生しています。
被害や死亡事故も多数
大雨による被害は毎年多く報告されています。
家屋への浸水や転倒事故、場所によっては土砂崩れによる死亡事故も発生しています。
インターネットでも「静岡県 雨 被害」と検索すると、被害事例がたくさん出てくるほど、静岡県は雨による被害が多い都道府県の1つと言えます。
大雨の影響によって発生する主な被害の種類
大雨が降ると、あらゆる被害が発生します。
ここでは、主な被害の種類について触れていきます。
部屋に雨水が入る
雨漏りや壁の隙間、玄関などの隙間から雨水は侵入してきます。
特に築年数が古くなるほど、建物に何らかの欠陥が発生しやすくなるため、雨水が入りやすくなります。
雨水が建物内に侵入すると、自然乾燥だけで取り除くことは難しいため、手動の作業が必要になります。
床上・床下の浸水
ゲリラ豪雨のような集中的な雨が降ったときには、床下や床上まで雨水が浸水することがあります。
また、川の氾濫や建物の立地よっては、お部屋の2階部分にまで到達することもあります。
浸水による被害は、建物が水に浸されるだけでなく、泥やゴミなどの同時に流れついてくるため、2次被害も発生しやすいことが特徴です。
土砂崩れ・地すべり
土砂崩れや地すべりは雨が降っている最中ではなく、降った後に発生しやすくなります。
その理由は、土砂崩れが発生するメカニズムにあります。
降った雨が地表から地面の中に染み込んでいき、段々と緩んでいった地盤が耐え切れなくなり、最終的には土砂崩れや地すべり発生に至りますす
。
このように雨による被害は、降り終えた後にも発生する可能性があるため、注意が必要になります。
雨で濡れた家を放置するのは危険
実は、大雨によって浸水や雨漏りした家をそのまま放置すると危険なことがたくさんあります。
ここでは、代表的なものを4つ取り上げて具体的に解説していきます。
シロアリやダニが発生する
シロアリやダニは、高温多湿な場所を好みます。
そのため、雨発生後の家は湿度が高くなっているため、害虫に狙われやすくなります。
【ダニ】
・刺されると痒みや腫れが発症する
・吸い込むとアレルギー反応を引き起こす
【シロアリ】
・木材を食べるため、家に穴をあける
・穴の開いた家は腐敗や劣化を進行させる
カビが繁殖する
湿ったままの状態を放置していると、カビが発生します。
カビは目に見える表面的な部分だけでなく、クロスの内側や床下など目に見えにくいところでも繁殖します。
カビは家の景観を害すだけでなく、私たちの健康にも影響を与えます。
主な症状としては、呼吸器系の疾患やアレルギー性の炎症などが挙げられ、特に子供や高齢者など免疫が低い人は要注意です。
建物倒壊
建物の土地が緩むと、家全体が傾く恐れがあり、最悪の場合には倒壊します。
倒壊すると住めなくなるのはもちろんのこと、命の危険まであります。
もし、雨による影響で家が傾いたり、周りで地すべり等が発生した際には、直ちに避難をご検討することをおすすめします。
嫌なニオイが発生する
雨による影響でカビの発生や家屋が腐り、嫌なニオイを発生させます。
雨は真水ではなく、大気中の汚れを含んだ水なため、衛生面でもよくありません。
特に床下や床上の浸水の影響で流れてきた泥やゴミは、きつい悪臭を放つ上に雑菌繁殖をもたらし感染症を引き起こすリスクまであります。
まとめ:大雨で被災した家を復旧する方法
今回は、大雨による被害について中心にお伝えしました。
雨の被害は放置しておくと、二次被害をもたらしてしまうため、対処が必要になります。
最期に、大雨で被災した建物を復旧する方法をお伝えします。
1.濡れた荷物を片付ける
雨水に浸ってしまった荷物を片付けます。
その際に、乾かすモノの処分するモノに分けていきます。
モノによっては、熱に弱い素材が使用されている場合もあるため、注意しながら行います。
2.泥や水を掻き出す
モップやドライワイパーを使用して水を掻き出します。
泥が溜まっている場合は、シャベルや土のう袋を活用するとスムーズに行えます。
3.部屋を乾燥させる
湿気は一番の天敵です。
エアコンの温風や除湿機能を使用して、お部屋の中を乾燥させていきます。
扇風機や送風機を利用すると、より効率的に除湿できます。
業者に依頼するのも1つの手段
大雨による被害は、建物の広範囲に及ぶことが多く、ご自身やその周りの協力者だけで復旧作業を行うのは難しいとされています
また、汚泥や雑菌の観点から除菌や消臭作業を行わないと、表面上綺麗になっているように見えても健康被害を及ぼす可能性もあります。
(株)ラステックでは、大雨被害を含む水害専門の復旧作業を行っております。
現場の状況やご依頼者様のご要望に応じて、清掃や消臭・除菌を行い、お部屋を元の状態にお戻し致します。
・床下に溜まりこんだ雨水や泥をどうにかしたい
・嫌なみニオイを消臭してほしい
・感染症が不安だから除菌作業をしてほしい
水害でお悩みの方は、ぜひ一度ご連絡ください。