東北水害復旧、床下浸水、床上浸水、消毒作業
床下浸水、床上浸水でお困りの方、まずは罹災証明書の申請をしてください。
近年の線状降水帯の影響によって、局地的豪雨により被災された方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。しかしながら、近年の地球の急激な温暖化現象により、5月から11月初めくらいまで30度を超える事もあり、局地的なゲリラ豪雨、台風、竜巻,洪水等の自然災害が増加してきています。そこで急激な河川氾濫からの洪水により、住宅の床上、床下浸水、車の水没などが増えてきています。被災された方には、まずは役所に罹災証明書を申請してください。
罹災証明書の申請手続きと各種支援
罹災証明書とは被害の程度を判定し発行する証明書です。費用は無料です。
1.対象となる物件など
〇建物:家屋、家財、車、ブロック塀等
〇家財その他:家財、車、ブロック塀※一部損壊の判定となります。
2、必要な物
〇:罹災した物件(家屋や家財)
〇:本人確認書類(免許証等顔写真付きの物、ない場合には保険証、年金手帳など、代理申請
の場合には申請者の確認書類の写し(または委任状)代理人の確認書類の提出
3、各種支援
〇:避難所の提供、緊急ゴミ処分場にてゴミの受け入れ措置、毛布の支給、その他市町村によ
る災害救助・災害・弔慰金・災害障害見舞金・災害援護等各種支援があります。
床上浸水の水災補償
洪水後の水害復旧作業では、床上浸水と床下浸水では、消毒、清掃の施工量が変わってきます.その為に、火災保険では主に床上浸水時でなおかつ、地盤から45cm以上の高さの水害にならないと水災補償は受けることが出来ません。場合によりますが、床下断熱材は補償の対象になることもあります。したがって火災総合保険の水災補償でも床下浸水は、保険対象外となります。また、火災保険では水災補償は出ない事もありますので、保険証書をご確認ください。
床下浸水時の養生作業
床下に入る場合には、まず入口を確認いたします。お客様に点検口または、和室の床板を外せる場合にはお客様と確認相談いたします。入口が決まりましたら、汚れや傷防止のために、施工前に養生いたします。作業の為の導線は、すべて汚さないように養生しています。
排水処理と汚泥の除去作業
床下では体が動かせないので大変ですが、スコップを使用しまして、土嚢袋に入れて外に出していきます。床下に溜っている汚泥は、いろいろな雑菌が入っていますので、消毒剤を使用して作業しています。土の粘度や性質により作業の難易度はかなり変わります。
床下浸水時の水を排水する場合には、水位が低いと普通のポンプでは吸い込むことが出来ません。そこで低水圧用のポンプを使用することで、かなり低い位置まで水や泥を外に排水することが出来ますが、最後はワイパーなどを使用しまして水切り作業します。この後に高圧洗浄して、泥汚れを洗浄して綺麗にしていきます。
床下浸水の消毒作業
洗浄作業が完了しましたら。最初にフォグマスターを使用しまして、四方から噴霧していきます。フォグマスターによる噴霧作業が完了して、少し時間を置いた後に消毒剤を付けたウエスと霧吹きなどを使用しまして、消毒剤による拭き消毒作業をしていきます。床下は投光器で照らしても、場所によっては暗い為に、ヘッドライトも併用しながら入り口から遠い所から、拭きながら消毒作業をしていきます。目視による作業によって、拭き残しのないように作業します。
オゾン燻蒸による除菌・消臭作業
床下除菌・床下清掃が完了しましたら、そこでパンサー除菌・消臭機を使用しまして、床下空間の雑菌をオゾンガスを大量に発生させ、送風機も使用して床下全体をオゾンガスで臭いの物質、雑菌と大量の酸化反応により分解することにより、消臭、殺菌することが出来ます。あとは床下の状態によっては、さらに別にカビ除去作業も致します。床下作業はここまですることで雑菌処理は大丈夫です。洪水後の消毒作業をしない為に、床下に害虫や雑菌、カビなどが繁殖することによる臭気も発生しますので、床下消毒は施工することをお勧めいたします。