東日本水害復旧作業床上、床下浸水
集中豪雨や河川決壊による床上浸水や床下浸水でお困りではありませんか?
近年のゲリラ豪雨や大型台風によって、河川決壊に被災された方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
しかしながら近年では地球の急激な温暖化により、5月でも30℃を超えることもあり、多くの大型台風やゲリラ豪雨、竜巻などの自然災害が増加してきています。
よって2019年の千曲川の決壊による洪水の時には、水が引いた後に通行止めの道もあり、河川近くの道路は泥が溜まっていて、りんご畑も泥だらけで、地域の方は総出で清掃作業になっていました。
そこで河川から入った汚泥や住宅排水などが流れ込みますと細菌が入っていますので、床上、床下に溜った泥や排水の除去、消毒をしないと室内のカビ発生や害虫が発生したりしますよって。今回は水害の排水、汚泥の除去、清掃消毒、消臭作業を紹介いたします。
床下浸水の状況
床下浸水後の現場状況です。流れ込んでくる泥には砂質から粘度質、土の硬さや粘土も地域が違うと全然違います。
すると臭いは粘度質の方が臭気が強く、汚泥の撤去作業も取るのが大変でまずは土嚢袋に入れる作業から始まります。
粘土質の場合には、人の手により外部に土嚢で一つずつ搬出しますので労力と時間がかかります。砂質の浸水は臭気が少なく、水中ポンプにより外部にだすことができますので、作業時間も少なくなります。
室内の養生、水の排水作業
排水や汚泥の除去をする前には、汚れを防止する為に最初に床にはビニール養生をします。
次に破れ防止のブルーシートで養生して汚さないように養生致します。
しかし壁なども触る危険のあるところはビニール養生致しることにより、室内を汚さないようにします。
そこで養生が終わりましたら、定水位用の水中ポンプを使用しまして,床下の排水を致します。
定水位用のポンプの良い所は、水が浅い状態でも吸い上げられるところです。
それでも残った水にかんしては、ワイパーやウエスを使用しまして、水を取ります。
汚泥の除去作業
床下が砂質と水の場合には水中ポンプを使用して排水することで、砂も細かいものなら一緒に排出されますが、ところが粘土質の場合には状況に応じて土嚢袋に入れて、泥を出すか排水するかを現場ごとに対応しています。
コンクリート基礎の場合にはこの後に洗浄、清掃、消毒作業をします。基礎が土や砂利の場合には泥をできる限り撤去した後に消毒いたします。
コンクリート基礎の消毒清掃作業
基礎部分が土の所は流れ込んだ汚泥を取り消毒、それ以外の木部や束石、床裏天井部などは消毒清掃します。
しかしながらコンクリートの床の場合には床の泥除去の後に、床下全面の清掃と消毒清掃が必要です。
そこで泥を除去した後に、高圧洗浄又は水道ホースを使用して床下、汚れた場所を洗浄します。それで汚れが落ちましたら消毒剤を使用して、拭き消毒清掃します。
消毒・消臭作業
床下の細菌や臭気は綺麗に消毒清掃をして消毒後、さらに消毒剤をフォグマスターを使用しまして噴霧し、そこで少し時間を空けた後に、消臭機を使用してオゾン発生器による大量のオゾンガスと大風量によって、強力なエネルギーの酸化分解破壊により、消毒、消臭する事で、床下状態は衛生的な空間にすることができます。
床下の消毒、消臭作業完了
床下浸水の日数が長くなれば、細菌が増えて木部にもカビの胞子が繁殖したり,床下の臭気が強くなったりします。したがって床下浸水の場合には、早期に清掃消毒作業をすることがとても大切です。
よって弊社では消毒作業を一カ所毎、目視により確認しながら作業しまして、最終点検した後に撮影しております。作業点検終了後にお客様に確認していただき納品させていただきます。