【埼玉】隣の家で火事発生!火災保険適用ケース7選│もらい火や煤落としなど
【この記事でわかること】
・隣の家で火事が発生した時の影響
・火災保険が適用されるケース
・火災保険が適用されないケース
・煤汚れやニオイの取り除き方
隣の家で火事が発生した時の影響について
火事による被害は、炎が燃え移るだけではありません。
燃え移っていなくても、被害は十分にあります。
ここでは、隣の家から火事が発生した時に起こる影響について解説しています。
煤が付着しニオイが発生する
火事の煙や風に乗って、煤が舞い部屋中に付着します。
煤は質量が非常に軽く、粒子の大きさも細かいため、あらゆる隙間に入り込みます。
そのため、小規模の火事であったとしても、部屋中が汚染されていることも少なくありません
また、火事が起きた部屋や煤に汚染された部屋には、独特のニオイが発生します。
そのニオイは、科学的な悪臭を放ち実際に私たちに不快感をもたらします。
焦げ跡が残る
実際にもらい火を受けた場合には、外壁や部屋の中に燃え焼き焦げ跡が残ります。
焦げ付いた箇所を元の状態に戻すためには、そのほとんどが新しいものと交換しなければならないため、多額の費用が発生します。
また、焼き焦げ跡はお部屋の景観を損なうことも問題の1つとして挙げられます。
健康被害が起きる
火事によって発生する物質のほとんどが有害性で有ることが多いです。
状況にとっては、ダイオキシンやアスベストが発生し、呼吸器系の疾患や頭痛、めまい、嘔吐などをもたらします。
つまり、火事後何も処理していないままお部屋に住むと、有害物質を吸い込み続けることになり、徐々に体を蝕んでいきます。
そのため、煤落としや清掃などを行い、有害物質を適切に処理する必要があります。
火災保険の適用範囲│もらい火やすす落としは適用されるのか?
火事で発生した被害の多くは、火災保険を適用して復旧作業を行うことが出来ます。
ここでは火災保険ができようできないケースとできるケースについて解説していきます。
火災保険の定義
火災保険は、住まい(建物)と、住まいの中にある家具や日用品など(家財)の損害を補償するための保険です。これらの「建物」や「家財」といった補償の対象になるものを、火災保険では「保険の対象」と呼んでいます。
※ソニー損保の記事より抜粋
補償内容によって適応範囲が変わりますが、基本的には損害を補填するために支払われる仕組みとなっています。
火災保険が適用されないケース
火災保険が適用されない主な事例は次の通りです。
・経年劣化と判断される
・故意に火事を誘発した
・重大な過失(注意を怠った火事)
・法令違反の火事
・機能上問題がない(生活に支障が出ないレベル)
・被害発生から3年以上経過した など
これらのケースは保険金が下りない可能性が高いです。
ただし、保険が適用されるかの判断は保険会社の審査によって決定されるため、場合によっては適用されるケースも中にはあります。
また、審査に納得いかない場合、追加書類を提出すれば審査が通るケースもあります。
火災保険が適用されるケース
火災保険が適用された主な事例は次の通りです。
・料理中に発火し部屋が燃えた
・もらい火によって家が燃えた
・充電していたところがショートし、煤だらけになった
・地震による火災が起きた
・放火された
・消火活動によって部屋が浸水した
・不注意で隣の家に火を燃え移してしまった など
これらのような事柄を補填するための、すす落とし費用や火災ゴミ片付け費用、原状回復費用、家の修復費用などが保険会社から支払われます。
なお、火災保険を活用するためには、保険会社の審査や補填に必要な作業の見積書が必要になります。
(株)ラスティックでは、すす落とし費用や火災ゴミ片付け費用、原状回復費用のお見積を無料でお受けしております。24時間全国対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。
燃えた後の煤汚れやニオイを取り除くためには?
前提として、煤には「粘着性」という特性があります。
そのため、一度付着してしまうと自然に取り除くことが難しいため、人工的に除去する作業が必要になります。
家財を拭き上げる
煤が付着した家財を拭き上げる際のポイントは、アルカリ性の洗剤を使用することです。
濡れたタオルや雑巾にアルカリ性の洗剤を塗布して優しく拭き上げます。
洗剤を使用せずにただの水ぶきで拭き上げてしまうと、煤が伸びてしまい返って汚れが広がってしまいます。
また、家財の材質によっては変色する場合もあるため、材質によって洗剤を変えながら掃除していきます。
部屋の中を掃除する
家財同様に部屋の中全体を拭き上げ及び掃除をしていきます。
2階以上ある建物の場合、火事が1階で発生しても煤は上に舞い上がる性質があるため、建物全体の掃除が必要になります。
煤が付着している限り、ニオイを取り除くことができないので、隅々まで丁寧に掃除していきます。
換気を行う
換気を行うと、空気中に浮遊している煤や有害物質を取り除くことができます。
換気をしない状態が続くと煤が部屋の中で停留し、頭痛やめまいの原因になります。
また、家に扇風機や送付機など風を作るものがある場合には、窓や玄関など換気出口に向かって稼働させると、効率よく喚起することができます。
まとめ:火災保険を適用して清掃や消臭を行いたい方へ
今回は、隣の家が火事になった時の影響や火災保険の適応範囲をケース別に解説していきました。
隣の家の火事は、どれだけ注意しても防ぐことができにくいため、対処法を事前に知っておくことで冷静に行動することができます。
火事後の清掃や消臭は、かなり労力が大きく健康被害が出る可能性があるため、火災保険を適用して専門業者に依頼することがおススメです。
(株)ラスティックでは、煤落としや消臭、火災ゴミ運搬など火災復旧全般のお悩みを受け付けており、火災の国際資格保有者も在籍しております。
また、損害保険会社とも連携しているため、ご依頼者様の保険契約内容に寄り添った復旧作業もご提案させていただいております。
現在お悩みの方は是非一度ご相談ください。