火事が発生した後のニオイは危険!? 3つの観点からその理由を解説
「火事後のニオイが気になる、、、」
火事が起きた後は、焼き焦げた跡が残るだけではなく、臭いも発生させます。
実はその臭いには様々な危険が潜んでいることをご存じでしょうか?
もし、放っておくと様々な健康被害を及ぼし、日常生活を脅かす危険性があります。
特に、子供や妊娠中の女性がいる方は、迅速な対処が必要です。今回の記事を通して、火事後の臭いについての危険性を知り、対処するきっかけになりましたら幸いです。
火事発生後の『ニオイ』について
臭う=何かが発生している
日常生活において、『ニオイ』を目にするることはできないですが、実は小さな粒でできています。
その小さな粒が、鼻の粘膜に吸着することにより、私たちは『ニオイ』を感じ取ることができています。
この粒には、発生環境や要因により特徴が異なり、それによって「いい香り」「くさい」などと感じることができます。
つまり、「臭う」ということは、何かしらの粒が発生していることになります。
火事後のニオイの正体
臭いの主な正体は、『すす』です。
火事によって発生した様々な物質とすすと混ざり合い、私たちに不快な臭いとして現れます。
すすには、下記のような特徴があります。
・空中に浮遊しやすい(汚れが広がりやすい)
・不純物や化学物質を多く含んでいる
・独特のニオイを持っている
・色が黒いため目立ちやすい
・壁や天井に入りこみやすく落ちづらい
・健康被害が出る恐れがある
このニオイは、火事ならではのニオイのため、通称「火災臭」「焼き焦げ臭」とも呼ばれています。
火事後のニオイは健康への被害も大きく危険
火事によって発生する粒子は、私たちの健康に影響を及ぼす可能性があります。
粒子の中には、有害な物質が多く含まれており、それらを吸ってしまうと頭痛やめまい、咳、吐き気を催すこともあります。
燃えた環境によっては、ダイオキシンやアスベストも発生させ、健康に大きな被害を及ぼします。
ダイオキシンの健康被害
→発がん性、免疫低下、子供の発育障害、ホルモンバランスの乱れ、神経毒性
アスベストの健康被害
→肺や気管支の炎症、肺がんリスクの向上、呼吸機械の障害
特に妊娠中の女性や子供を育てられている家庭には、より一層の注意が必要です。
もしニオイを嗅いだ後に少しでも違和感を感じたら、すぐに近くの病院に診察に行ってください。
火事の『ニオイ』を取り除くにはどうすればいいのか
ニオイを取り除く=粒子を取り除く
つまり、粒子がついているものを取り除くことができれば、ニオイは無くなります。
ここでは、自力での消臭についてと、専門家が行う消臭の違いについてお伝えしていきます。
自力で消臭を試みる
自力でできる、消臭作業の主な一例は下記の通りです。
・すすがついているカーテンや家具を処分する
・床や天井についている汚れを拭き上げる
・家全体を掃き掃除する
・消臭スプレーを散布する
・定期的な換気を行う
これらの作業を行えば、ニオイは軽減されます。
また、お家のお家の中で消臭作業が完結してしまえば、コストもかからずに解決することができます。
ただ、自力で作業を行うのには、それなりの体力や専門知識を必要とするため、デメリットも存在します。
・多くの時間を強いられる
・臭いが落ちずらい
・専門的な薬剤が必要
・肉体労働なため、体に負担がかかる
・家を傷つけてしまう恐れがある
・有害物質を体内に入れてしまう可能性がある
以上のデメリットから、自力で火事後の消臭作業を行うことはあまりおすすめしておりません。
その場合は、無理に自力で解決しようとせずに、専門業者に相談してみください。
専門業者に消臭を依頼する
どんな作業をするの?
主な作業としては、残置物撤去、すす落とし、薬剤を使った清掃、防臭コーティング、解体作業、専用機械を用いた消臭作業など、現場の状況に応じた作業を行います。
【ススを専用薬剤で清掃している風景】
【防臭コーティング風景】
【専用の消臭機風景】
費用はどれくらいかかる?
地域や現場の大きさによって決まります。
費用の決め方は、主に下記の通りで構成されています。
(※一般的な決め方です。)
作業範囲 × 作業内容 + 諸経費
どこの火事消臭業者がおすすめか?
火事やぼやなどいわゆる火災復旧に特化している会社がおすすめです。
筆者が所属している株式会社ラスティックでは、火事被害からの復旧作業や消臭作業を行っております。
協力会社と連携することにより、全国各地のでのご対応も可能としています。
もし、これから業者選びをご検討されている方は、下記ホームページを参考ください。
火事後の『ニオイ』についてのまとめ
今回は火事発生後の臭いに特化した記事を作成しました。
改めて3つの観点をまとめると、下記の通りです。
・『ニオイ』は粒でできている
・臭いの主な正体はすすである
・有害物質により健康被害が出る可能性がある
また、自力で消臭する方法として、清掃や換気といった方法があげられるものの、時間や労力といったデメリットも存在します。
もし、火事後のニオイでお悩みの方は、株式会社ラスティックにご相談くださいませ。