マンション火災の消臭作業はどうすればいいのか?
建設会社様から、荒川区の火事の火災復旧作業メール連絡を頂き、高層マンションの現調に行きました。お客様に案内されまして4階室内に入りました。原因は電気火災によって、9階のベランダや外壁まで、火事による煤煙で上昇して、所々真っ黒くなっていました。そこで建設会社様からは、4階室内の煤清掃、火災消臭作業、外壁は高圧洗浄して塗装をする予定ですが、高圧洗浄の前にできる限り煤の汚れを落とし、苦情が来ない様にしてほしいとのことで、高圧洗浄前に煤汚れの薬剤洗浄をすることになりました。
4階室内の火災状況

室内の火災被害状況としましては、天井部分は炎が強かった為か、酷く燃えたようでコンクリートが焦げてたり、煤もかなり付着している状態でした。しかし壁に関しましては、下地材は綺麗に剝がしてあり、部分的にすすで汚れている状態でした。それにより火災による臭気はかなり強くなっていましたので、ケレン作業、煤除去作業から進めることに致しました。
火災ケレン、煤清掃作業
火災後の焦げた臭気の原因は、煤や焦げた部分からの火災臭の為、全面ケレン作業・煤清掃作業を施工致しました。コンクリートの下地の浮いた部分の除去作業、溶けて壁に付着したプラスティック、配線のゴム等は、金ベラを使用しましてできる限り撤去します。その後にワイヤーブラシや薬剤を使用して綺麗に清掃します。それぞれの下地清掃をしっかりすることで、臭気を下げる効果、煤の吸引防止をすることができます
ここでは取れる煤や焦げをわかりやすいように、写真は半分清掃した状態です。煤が付いていた状態では、臭気があり、密着不良を起こしコーティングをしても、剥がれる可能性が高くなりますので、とても重要な作業になります。
集塵機による煤除去作業
煤は細かい微粒子の為とても軽く飛散します。集塵機を使用しても浮遊している煤が落ちてきますので、清掃作業も繰り返し行います。作業時にはゴーグル、火災用の粉塵マスクなどを使用して、作業員も体内に吸い込まないように注意して、作業しています。
火災後の煤とダイオキシンの危険性

火災後の清掃の必要性は、火災復旧後にまた普通に生活する為に、煤の除去作業とダイオキシン分解作業がとても重要になります。煤の細かいものは40nm(ナノメートル)という微粒子でダイオキシンも目には見えないので、どちらも肺に入れば蓄積され、長期間にわたり体内から排出されませんので、発がん性、母体への影響、子供の健康被害に繋がりますので、しっかり施工できる業者選びが必要になります。
火災清掃をお考えの皆様は,ラステック東日本までご相談ください

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